肺炎球菌ワクチン(小児用)が変更されます
生後2ヶ月から接種をはじめて、細菌性髄膜炎を予防する小児用肺炎球菌ワクチンの内容が変更されます。
いつから? 平成25年11月1日接種分から。
どのように? 現状の7価ワクチンから13価ワクチンに変更します。
肺炎球菌には90種類以上の型があります。その中から小児の細菌性髄膜炎予防に重要な7つの型を選んで一つの製品にしたのが7価ワクチンです。しかし、7価ワクチンの普及に伴って7種類以外の型で髄膜炎を起こす例が増えてきました。7種類でのカバー率は40%程度に減ってきました。そこで、6種類増やした13種類の型が混合された13価のワクチンが開発されました。守備範囲がそれだけ広がり70%以上のカバー率に上昇しました。
接種方法の違い?(その1) 10月中は、初回接種と2回目接種の方は7価ワクチンで行い、11月以降は13価ワクチンで接種します。10月中に3回目接種と追加接種を予定されている方はちょっと延期して、11月以降に接種します。
接種方法の違い?(その2) 既に追加接種まで終わっている場合にも意義のあるワクチンです。追加が終了後2週間以上経過しておれば、さらに1回だけ13価ワクチンを接種するけで効果があります。ただし、実費になります。今年度中は9000円での接種を予定しています。(4月以降は原価の値上げと消費税の関係で10000円を超える事になります)。ぜひ、接種しておきましょう。