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鼻の粘膜はからだの空調フィルターです。細菌やウイルスやホコリ、冷たい乾いた空気などが一度にたくさん入ってこないように調節しています。
また、鼻水は鼻粘膜の自動洗浄装置です。古い鼻水をきれいにする事で新しい鼻水が活躍できます。鼻水を止める対応ではなく、鼻吸引器などで吸い出したりかみだしたりする事を中心に考えます。
また、鼻水止めは痰などの分泌物を粘っこくして排出しにくくします...
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呼吸器管に溜まった痰や鼻水、ホコリや細菌などの異物を全身の力を使って吐き出す作業です。せきはしんどい症状ですが、止まってしまうとホコリなどは溜まったままです。
当院では咳止めは使わずに、痰などを出しやすくすることを考えています。おくすりは去痰剤のみの処方です。
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多くは腸管内におこった刺激に反応して下痢をします。お腹の中の悪い物を早く出そうとしているとも考えられます。下痢で失う水分や塩分を補う事ができるならば(下痢+嘔吐の状態ではなく、水分が飲める)、ほとんどの場合下痢止めは使用せずに整腸剤のみで様子を見ています。
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嘔吐の原因は様々ですが、その大多数は感冒やウイルス性胃腸炎など感染症の最初におこる症状です。
吐く前には唇の色が蒼白になっても、吐き終わった後に顔色が回復して元気が戻る時には、少し様子を見る余裕があります。あわてて吐き気止めを使ってもあまり効果はありません。
<嘔吐時の対応>
嘔吐の原因は様々ですが、その大多数は感冒やウイルス性胃腸炎など感染症の最初におこる症状です。吐...
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病原体が身体内に侵入すると,生体は熱を発して感染の進行を防御します。これを生体防御反応といいます。
また、熱が出ると(しんどいので)ジイッっと大人しくしています。つまり、自分で安静にしている訳です。安静にしながら病気と闘っている状態が発熱です。解熱剤はからだをしっかりと休ませる目的に限るべきです。
また、熱が下がっているときにこそ、安静にする事が大切です。薬を使って無理をさ...
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